人間は情報収集の80%を「目」に依存していると言われています。『ビジョントレーニング』は、その視覚機能をはじめとする身体の様々な感覚機能を向上させるトレーニングとして、子どもの発達やスポーツの分野などで注目されています。その理論と実践方法、指導ノウハウをお伝えし、ビジョントレーニングの個人使用から、指導プログラムを用いた教室運営に至るまで、目的に合わせた資格取得が可能な認定講座です。
ビジョントレーニングとは?
プログラムの監修はMWT協会内に設立した「ビジョントレーニング推進委員会」が行っております。
この委員会は、15年以上に渡りビジョントレーニングを現場で指導してきた委員長の岸浩児を筆頭に、さまざまなジャンル(教育・スポーツ)で指導を行っているメンバーの合議により常にアップデイトし続けている現在進行形のプログラムをMWT協会の認定講座などでお伝えしております。
視覚-ビジョンとは?
「見る」という行為は、テレビのスイッチを入れるように、ただ単に眼を開けていれば成し得ることではない。私たちは、瞳に映った映像を、五感などの様々な感覚や脳に保存した情報と照らし合わせ、意味を与えながら「見ている」。これが、視覚-ビジョンのプロセスである。
視力と視覚の違い
視力は「ハッキリ見る」という仕事をしてくれるが、ビジョンは「見たものを“意味ある情報”へ導く」という更に重要な仕事をしてくれる。これが視力と視覚の違いである。
本当に「見えている」とは?
人間は、情報収集力の80%以上を眼に依存していると言われており、日々の行動やその成果は「見る」ことから大きく影響を受ける。
実のところ、私たちは眼だけでモノを見ているわけではない。もちろん視力も大切だが、脳と体で対象物を分析できて初めて、モノが「見えている」と言える。つまり、「よく見える眼」とは、見たものを脳だけでなく体も含めて「認識できている眼」のことを言う。
ビジョンに問題があると?
もしビジョンのプロセスがうまく働いていないと、たとえハッキリ見えていても、情報のポイントをつかめておらず、実際には正しく見えていないということも起こり得る。学校の成績が芳しくない子供、スポーツが苦手な若者、仕事のミスが多いビジネスパーソン、あるいは交通事故を繰り返し起こす人は、やる気の問題とか能力の問題ではなく、ビジョンの問題を抱えていることも考えられる。
“見る”には3つの要素がある
私たちの眼は、単にモノをはっきり見ることだけではなく、見ようとするものを広い範囲の視野の中から素早く見つけ、奥行きや立体感のある3D映像として捉えながら、見たものが何であるのかを脳で理解し、体で反応しなくてはならない。これらすべてが正しく働いて始めて「よく見えている」と言える。
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情報を鮮明に見る=「感覚機能」
視力が良いことは重要な機能だが、視力検査の結果が良くても、屈折異常などが隠れていては、安定した視力とは言えない。
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情報を正確に集める=「運動機能」
様々な方向から、そして、遠いところからも近いところからも、多様に入って来る光を逃すまいと正確に収集する能力。そのため、両眼はクルクルとよく動かなければならず、眼のピント合わせも上手でなければならない。また、眼が2つある以上、両眼のチームワークも重要になる。ビジョンの運動機能は、眼球運動、焦点合わせ機能、両眼のチームワークの3拍子が揃ってこそ高まる。
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脳と連携して情報を処理する=「情報処理機能」
眼に入った光の情報を分析したり、記憶として整理整頓したり、反応したりする機能。ここで重要なことは、他の感覚(聴覚・嗅覚・触覚・味覚・体性感覚など)や機能との相互作用も備わっていること。
私たちが「理想のビジョン」を得て、素晴らしい人生の鍵を手に入れるためには、この3つの要素が互いにうまく嚙み合って機能することが求められる。
当協会で開催しております「ビジョントレーニング指導者資格認定講座」は「ビジョントレーニング推進委員会」が監修〜運営しております。
「インストラクター資格を取得していただいた方」で参加をご希望の方は委員会への参加も可能です。
現場指導に関するノウハウを委員会と受講者の皆様で常に更新し続ける所存です。
◯ ビジョントレーニング推進委員会 理念と方針
ビジョントレーニング指導者資格を認定するビジョントレーニング推進委員会は、一般社団法人メンタルウェルネストレーニング協会内に2019年度から設立する委員会で、「ビジョントレーニングを通じて脳力トレーニングのさらなる活性を目指し活動する。」という趣旨で活動を進めて参ります。
◯ 目的
長年に渡りトレーニングの指導現場に携わって来たトレーナー・講師をメンバーとして、意見やアイディアを交換し、更なるノウハウの向上と指導力の充実を目指す。
◯ 活動内容
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ビジョントレーニングに関する勉強会の開催(主催および講師派遣)。
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ビジョントレーニングに関する認定講座の開催、指導者の育成。
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ビジョントレーニングを指導する協会員への日常的アドバイス。
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現場で役立つビジョントレーニング教材の開発。