ストレスと聞いた時、どのようなことが思い浮かぶでしょうか。

好ましくないもの?避けたいもの?

ストレスを感じることは、自分の生命を守るためにも大切な脳力です。また、ストレスを乗り越えることや乗り越えようと努力することが、個体の成長に繋がります。

一方、ストレスを感じる脳のシステムが、あまりにも頻繁に作動すれば、毎日がストレスで溢れかえり、その結果、些細なことに気(エネルギー)を取られ、肝心なことに目を向けられず、勉強も仕事も効率が落ちることでしょう。

つまり、ストレスを、成長を妨げる障害と受け止めるのか、成長をもたらすチャレンジと受け止めるのか、その違いが重要で、その違いをもたらす脳の反応が分かれ目になるのだろうと思います。

もちろん、リフレーミングなどの理性的な対処法もありますが、理性の力に頼るだけで十分かというと、何とも心許ない気がします。本質は、やはり脳の反応にあるため、どのような対処法を使うにしても、その方法自体に面白みを感じているかどうかが鍵で、言い換えると、入力された信号を面白がる信号に変換するコンバーターとして機能するなら、リフレーミングなどの手法も効果を発揮し得るというところでしょう。

スキルは、あくまでもスキルであり、主体は自分(の脳)にあるわけですから、色々なテクニックとMWTを組み合わせることで、それらの効果もより一層高まるだろうという、MWTの強みは触媒機能に(も)ありみたいな話でした。