メンタルウェルネストレーニング協会で、ビジョントレーニングの指導者講座を担当している、岸浩児先生の初の著書が刊行されました。なお、学校法人様向けの献本も実施しておりますので、ご興味をお持ちの方は、ぜひご一報ください。

● ちゃうねん。そうじゃないねん。目がうまく使えてなかっただけやねん!

https://www.mentaltrainingstore.jp/view/item/000000000298?category_page_id=vision-book

 

● 献本について

https://mentalwellness.jp/2021/03/31/book-info/

トレーニング法などのノウハウは最小限にして、ビジョンの問題が増えてきた最大の要因は、環境の変化によるところが大きいはずですから、その辺りのことをきちんと理解して頂きたいという主旨で書かれています。

私の子供の頃を思い出しても、1人で、あるいは友達と、テレビゲームで遊んだ記憶もたくさんありますが、それと同時に、外で走り回って遊んだ多くの間も楽しい記憶として残っています。

今は、公園などの施設でさえ、子供の遊び場というより、高齢者の憩いの場という方が相応しい状態で、これでは、外で遊ぼうにも大人しくゲームでもするしかないような環境が増えてしまいました。そこに、コロナウイルスの蔓延が拍車をかけて、ますます多くの子供が、家の中の、限られた人間関係の中で、多くの時間を過ごすようになっています。

子供の発達にとっては、内発的な欲求にもとづく身体運動が不可欠ですが、“便利な”道具の開発も含めて、その機会を奪うような環境に溢れているのが現代社会です。短期的に見ても長期的に見ても、子供にとって過酷と言えるこの状況の中で、何をどう考えて子供と接すれば良いのか。そのヒントが詰まった本書を、多くの方に手に取って頂きたいと思います。