季節の変わり目ということもあり、体調を崩す人が増えているようです。これから徐々に気温が下がり、乾燥した季節に変わり、コロナウイルスがなくても、風邪やら何やらが増えてくる時期ですので(単なる風邪でも肩身の狭い思いを強いられる昨今ですので)、皆様どうぞご自愛ください。
前回は、習慣化とはモチベーションに頼らない行動のことであり、その方が行動の継続率は上がるというような話をしました。今回は、その続きです。なお、モチベーションが大事という四方山話は、そこかしこに転がっていますので、必要であれば各々検索してみてください。
まず初めに、モチベーションの重要性は認めるとしても、本当にモチベーションなるものを必要としている人が一体どれくらいいるのかということについて。
これは私個人の意見ですが、内発的にしろ、外発的にしろ、何かを継続する(させる)には、どちらも有効だと思います。でも、最終的にはモチベーションから抜け出ることが、より望ましく、また、短期的に結果を出すだけなら、モチベーションは敢えて必要ないとも感じています。
確かに、オリンピックやパラリンピックなど、短~中期の期間限定で、なおかつ、明確で大きめの目標に向かう場合は、モチベーションの操作が役に立つこともあります。特に、辛く過酷な時期を乗り越えるには、時に外的な、時に内的なモチベーションを織り交ぜながら、いかに行動を継続させていくかが大きな課題と言えるでしょう。
ただし、モチベーションを当てにしてしまうと、モチベーションの切れ目が縁の切れ目で、元の鞘に収まる終わりの始まり。元の木阿弥に終わる可能性が高いように思います。
むしろ、「こうなりたい」「ああなりたい」という類の、割と身近な夢や目標を達成して、そこから次の一歩に繋げたいのであれば、モチベーションよりも習慣化の方が遥かに重要で、具体例としては、ありきたりですがダイエットなど。これは、数千年前から続く人類の課題の一つと言われていますが、ダイエット産業が成り立つ理由は、やはり一過性であるためですよね…。
続きは、おそらく次回に書きます。