あらためて書くことでもありませんが、Monthly Wellness Talk略してMWTとは、私が講師を務めているMental Wellness Training(MWT)に合わせたいだけの理由で決めたタイトルです。特定のテーマを決めているわけでも、前後の繋がりを意識しているわけでもありませんので、気楽に読み流して頂ければよろしいかと思います。

というわけで、今回も思いつきの内容で。各数字は「周年事業ラボ」から。(2019年10月調査)

https://consult.nikkeibp.co.jp/shunenjigyo-labo/survey_data/I1-03/

創業100年以上の企業数と比率

1位 日本33,706社(41.3%)

2位 米国19,497社(24.4%)

3位 スウェーデン13,997社(17.5%)

4位 ドイツ4,947社(6.2%)

5位 英国1,861社(2.3%)

6位 イタリア935社(1.2%)

7位 オーストリア630社(0.8%)

8位 カナダ519社(0.6%)

9位 オランダ448社(0.6%)

10位 フィンランド428社(0.5%)

創業200年以上の企業数と比率

1位 日本1,340社(65.0%)

2位 米国239社(11.6%)

3位 ドイツ201社(9.8%)

4位 英国83社(4.0%)

5位 ロシア41社(2.0%)

6位 オーストリア31社(1.5%)

7位 オランダ19社(0.9%)

8位 ポーランド17社(0.8%)

9位 イタリア16社(0.8%)

10位 スウェーデン11社(0.5%)

ちなみに、日本国内において各業種に占める100年以上企業の比率は

創業100年以上業種別比率(日本)
1位 製造業26.0%

2位 小売業23.5%

3位 卸業22.3%

4位 建設業7.4%

5位 サービス業5.2%

また、日本国内において全企業に占める100年以上、200年以上企業の出現率は

創業100年以上企業出現率(日本)

1位 小売業5.30%

2位 教育サービス業4.24%

3位 卸業4.23%

4位 宿泊・飲食業3.83%

5位 製造業3.78%

創業200年以上企業出現率(日本)

1位 宿泊・飲食業0.680%

2位 製造業0.246%

3位 小売業0.173%

4位 鉱業、採石業0.154%

5位 卸業0.149%

個人的には、こういう数値を眺めているだけで色々なことが想像できて楽しいのですが、長くなったので、まとめに入ります。

100年以上企業数の国際比較で、日本は米国の約1.7倍。これでも断トツだなと思ったのですが、200年以上に至っては5.6倍と文字通り桁違いでした。

100年以上続くとなると、いわゆる老舗ですよね。4~5代くらいの比較的若い老舗の場合、先祖からの預かりものという過去起点での発想が多く、10代~の古い老舗の場合、子孫からの預かりものという未来起点での発想が多いのだそう。6~9代が、その変わり目というところでしょうか。

そして、このマインドの違いが、大きな変化を避けるか(若い老舗)、大きな変化を生み出すか(古い老舗)の姿勢に表れやすいとも言われており、経営者の思いが、どれくらい反映されるかの違いと言い換えることも出来そうですが、なかなか興味深い話だと思いました。