ここ数か月のAIの進歩には、すさまじいものを感じています。一気に何段階か飛び越えてしまった印象で、私も、ひとまずChat GPTの有料版「Chat GPT PLUS」などを利用しながら使い心地を確認していますが、人間とのコミュニケーションと比べても大きな違和感はありません。

Chat GPTを開発したOpen AIのHPによると、2021年までに収集されたWEB上のテキストデータをもとに、ユーザーのフィードバックを用いて継続的に学習を行っているとのことですから、2022年以降に関しては相対的に情報量が少なくなるとしても、知識量そのものは、どの人間にも勝るはず。

もちろん、コミュニケーションに違和感がないとは言っても、確率的に言葉を並べているにすぎず、よって、文章の意味を理解しているわけではありませんが、こちらの意図が伝わったと感じられるくらいには情報を整理して答えを返してくれるので、すごく優秀な秘書がついた感覚はあります。ブレインストーミングとかも、一人で出来てしまう感じですしね。

いずれは、音声によるやりとりも出来るようになるでしょうし、AIを利用すれば、“一般的な”資料やら、“誰かっぽい”作品やらは、ほぼ自動生成されるようになるので、人間の役割とか、人間として何をするのかとかいうことを真剣に考えなくてはいけない時代になりそうです。そんなことを言っている間に、教育のあり方などは、もう差し迫った課題でしょうしね。

「検索」という行為が必要なくなるくらいの状況で、Googleが、どう対応するのかも注目ですが、その一方で、AIに何をさせる(させない)のか、また、動力としての電力の問題など、早急に対応しなければならない懸案事項も多々あります。それでも、この先の未来において、AIとの共存が避けられないことは事実でしょうから、これも人類の進化(変化)と受け止めて、自分なりの距離感を模索している今日この頃です。(あと、正しい文章を作れることは、今後ますます重要な能力になると思います。)