先月までは、MWT協会の初代会長で、現相談役の志賀一雅が2022年に出版した「神さまの周波数とシンクロする方法」(ビオ・マガジン)がYouTubeで取り上げられている件について紹介してきました。それらの動画を見ていると、他の書籍を取り上げた動画もレコメンドされてきましたので、今回はそちらの話をしてみようと思います。

チャンネル名は「細胞から美しく・若返りをするチャンネル」で、登録者数は約2.7万人。2011年10月にスタートしたチャンネルとのことで、動画が3,386本もあります。その中で取り上げられている志賀の書籍は2冊。1冊目の動画タイトルは「【読書革命067】志賀一雅「潜在脳」」(2013年12月24日~再生回数約350回)、2冊目の動画タイトルは「【読書革命108】『奇跡の[地球共鳴波動7.8Hz]のすべて』志賀一雅」(2022年8月22日~再生回数約6,000回)です(数字はすべて2025年8月末時点)。

潜在脳(ダイヤモンド社/1997年)

奇跡の[地球共鳴波動7.8Hz]のすべて(ヒカルランド/2021年)

志賀=7.8Hzと認識している人も多いと思いますが、それは、主に2010年代~志賀の話を聞き始めた人で、その集大成とも言える著書が、この「奇跡の[地球共鳴波動7.8Hz]のすべて」と、「奇跡の[地球共鳴波動7.8Hz]ハーモニクス」(ヒカルランド/2022年)の2冊です。

一方、それ以前の志賀を知る人にとっては、おそらく「潜在脳」の方が馴染み深いのではないでしょうか。かくいう私もその1人で、いかにも脳力開発という内容が多く、普段の講座でも、こちら側の話をベースにしています。

その「潜在脳」の動画では、ミッドアルファ波が重視されている点にも懐かしさを覚えますが、そもそもの収録時間が短いこともあり、特に掘り下げることもありません。

「奇跡の[地球共鳴波動7.8Hz]のすべて」の動画では、メミグレースさんの事例が紹介されていますが、「横笛」は「指笛」の誤りです。そして、「指笛を吹くと鳥がいっぱい寄ってくる」のは、指笛の音と鳥のさえずりが似ているからではないか。さえずりは脳の信号にもとづいて作られるものと考えると、それと似ている指笛の音が鳥の脳波と共鳴するのではないか。また、指笛の音と指笛を吹いている最中の脳波を同時に収録すると、指笛のビブラートが脳波の7.8Hz(スローアルファ波)の強弱変化と一致していた。つまり、指笛の音と演奏中の脳波には相関があるのではないかというように展開していきます。

趣が異なる2冊ですが、脳波や脳力開発に興味があれば、とても面白く読めるはずです。