メンタルウェルネストレーニング

2019年4月

私が代表を務める「脳力開発研究所」では、長年にわたり、脳波を指標としたメンタルトレーニング(メンタルウェルネストレーニング)の研究&開発を進めています。一昨年には、最新のニューロフィードバック装置「アルファテック7」を完成させ、従来よりも詳細な信号データの取得が可能になりました。そのおかげで、メンタルトレーニングに対する考え方も、脳波に対する考え方も、ここ数年で確実に進歩しています。

そこで、近年増加傾向のオンライン学習とあいまって、メンタルトレーニングや脳波に関する情報を、より早く、より多くの皆様と共有するためのWEB勉強会をスタートさせました。

 メンタルウェルネストレーニング(MWT)WEB勉強会

 ニューロフィードバック(脳波)WEB勉強会

 もちろん、ビジョントレーニングのWEB勉強会も開催中です。

 指導者のためのビジョントレーニングフォローミーティング

参加は基本的に申込制で、協会員の方は無料、一般の方は有料(2千円+税)ですが、各トレーニングを2か月に一度くらいの頻度でスケジューリングしていますので、最新情報を得たい方などは積極的にご参加ください。質疑応答の時間もあります。

2018年9月

ニッチな話かも知れませんが、高校野球(硬式)の投手の球数制限に関する意見を結構よく耳(目)にします。以前、メンタルウェルネストレーニング(MWT)協会の研究会でも触れたことがある話題でして、少々気になったため、簡単に私見を述べさせて頂きます。ちなみに私は、球数制限ありに賛成派です。

球数制限なし派の意見としては、「体力の限界を超えて頑張る姿が感動に繋がる」「苦しい状況を乗り越えることで忍耐力が身につく」などが、比較的多数を占めるかと思います。

「感動」という見解に対しては、観戦する側のエゴという応答で十分でしょう。また、「忍耐力」というのは、確かにその通りですが、それは他のことでも身につけられるものであり、ゆえに、球数制限不要論を支える強力な根拠にはなり得ません。そもそも、球数が増えることで身体の負担が増すことの危険性を議論しているわけですから、論点がズレていますし、これこそ根性論に繋がる発想のような気がします。

個人的には、球数制限を設けることで、より多くの選手(生徒)に試合への出場機会が与えられる方が、本来は教育の一環である部活動の存在意義にも適っていると思います。また、一部のスター選手(生徒)に頼れなくなるのであれば、皆で力を合わせざるを得なくなるため、結果的にチームワークの重要性が増すはずです。そして、球数制限がある中で、どう試合を進めるかという点では、監督や選手を含めたチーム全体としての戦い方を明確にする必要性が生じるため、今まで以上に、日頃からの意思疎通が大切になるでしょう。 制約条件を最大限に利用しながら、望む結果に結びつける経験を積む方が、社会に出る準備としても役立つように思うのですが、それにしても、つくづく日本人は根性論が好きなんだなぁと感じる一件です。こうなってくると、誕生の経緯に根性論へのアンチテーゼ的な意味合いを持つメンタルトレーニングの出番、ですかね。

2018年5月

メンタルウェルネストレーニング指導者1級資格認定講座とインストラクター資格認定講座の内容をリニューアル中です。これまでも少しずつ手を加えてきましたが、変更箇所がかなり多くなったため、この辺りで全面的にまとめ直してみようと思います。

インストラクター講座については、MWTコースプログラム(と関連教材)も全面的に作り直しているところです。大きな変更をかけるのは3回目、今回のものが完成すればVer.3になります。 どちらの講座も、次回開催は9月の東京ですので、スケジュール的には少し先の話ですが、未受講の方はもちろん、もう一度学んでみたいという方も、この機会に参加してみてください。再受講は、通常料金の10%という破格の設定でもありますので!