神さまの周波数とシンクロする方法

2025年5月

引き続き、弊社の創業者で、現相談役の志賀一雅が2022年に出版した「神さまの周波数とシンクロする方法」(ビオ・マガジン)がYouTubeで取り上げられている件について。

今回は、「潜在意識リライトダイエット 心と体のつながり研究家 中川明美」というチャンネルです(登録者数6,000人弱)。動画のタイトルは「松下幸之助さんを救った!α波ドバドバ放出【よかったありがとう呼吸の秘密】潜在意識&引き寄せの法則」で、再生回数は4,300回を超えています(数字はすべて2025年5月末時点)。

このエッセイを読んでから動画を見る人もいらっしゃると思うので、念のために申し上げておくと、「眠る前の1時間」が「記憶のゴールデンタイム」と言われるのは事実です。ただし、それは「眠る前の1時間」そのものが「記憶させやすい時間」というよりも、就寝から近い時間に経験したことは、睡眠中に再生≒思い出される確率が(就寝から遠い時間に経験したことより)高いゆえ、記憶に残りやすいという意味です。もちろん、潜在意識に限った話ではなく、勉強などにも効果があると言われています(むしろ、こちらの話がよく取り上げられます)。

それから、「辛いとか悲しいとか感情を思いっきり感じ切って、泣く時には泣いてください」というのは、その通りだと思います。涙には「カタルシス効果」があるようですし、この場面ではネガティブ系の感情について話をされていますが、ストレスへの反応も含めて、それらはすべて適応的なものであり、抑制するより素直に表現する方が望ましいものです。

その上で、「よかった、ありがとう呼吸」を日頃から実践しておくと、それらの反応に引きずられることなく、気持ちの切り替えが上手になります。一方、普段あまり実践していない人が、辛い時や悲しい時だけ「よかった、ありがとう呼吸」をしても、うまくいかないことが多くなるでしょう。やはり、いざという時に出来ることというのは、いつも出来ていることか、少なくともいつも取り組んでいることでしかありませんので。

自分の生活には、満足できること、感謝できることが見つからないという時、本質的な問題は、それらを見つける脳力の不足にあるのかも知れません。つまり、満足も感謝も、自分(の脳の反応)次第であり、その脳力を高める方法が「よかった、ありがとう呼吸」です。

2025年3月

弊社の創業者で、現相談役の志賀一雅が2022年に出版した「神さまの周波数とシンクロする方法」(ビオ・マガジン)。Amazonでも210個の評価、カスタマーレビュー4.4/5ということですから、なかなかの高評価を得ていると思います。

この本についてはYouTubeでも取り上げている方がいて、例えば、登録者数約6万人のコトゾラ【スピリチュアル本の紹介】というチャンネルでは、「【人生が変わる呼吸法!】神さまの周波数とシンクロする方法(志賀一雅さんの本をご紹介)」というタイトルで10万回以上再生されています(2025年3月末時点)。

私も視聴してみましたが、全体として非常によくまとめられていると思いました。視聴者のコメントにも「もしかしたら、本を読むよりもこちらの動画のほうが面白くよくわかるかもです。動画のほうがイラストのお陰で理解が深まり、記憶に残ります」というものがありました。ぜひ本も読んでいただきたいとは思いましたが、それくらい分かりやすいということでしょう。

松下幸之助さんの不眠症のくだりで、「松下電器グループが順調に成長し、次々に新事業を展開している~ことを、寝る前だけでも『よかった』と喜び、『ありがとう』と感謝されてはいかがでしょう」という本の内容が紹介されています。このように、具体的な内容を思い浮かべながら「よかった」「ありがとう」をすると、脳波は10Hzになりやすいはずです。

この10Hzについて、「自然界に存在しない人間特有の周波数」「10Hzの祈りだと、空間に存在する自然の波動の助けを借りることができない」と、ややネガティブなニュアンスで紹介されています。しかし、友寄英哲さんや米長邦雄さんの脳波が10Hz優位であったことからも分かるように、具体的なイメージをともなう「よかった」「ありがとう」で脳波を10Hzに誘導することは、決して悪いことではありません。むしろ、人間社会で活躍するための能力発揮という観点からは、とても有益な状態と言えるくらいです。

ただし、あくまでも7.8Hzを目指すのであれば、具体的なイメージに頼ることなく、息を吸いながら「よかった」、息を吐きながら「ありがとう」を繰り返す方が、より適していると理解しておいてください。最終的には、10Hzも7.8Hzも、必要に応じて使い分けられることがベストですので、あとは日々実践あるのみです。