ビジョントレーニング

2022年7月

メンタルウェルネストレーニング(MWT)協会では、今年から沖縄の定期講座を開始しました。3月のビジョントレーニング2級、6月のビジョントレーニング1級が終了して、9月には再びビジョン2級を開催する予定です。

さて、私の生まれ育ちが東京だからでしょうか、沖縄(のような自然環境が豊かな地域)では、屋外で遊ぶ子供が多いのだろうと(だいぶ前まで)勝手に思っていたのですが、必ずしもそうとは言えないようですね。

そもそも暑くて外に出たくない(出られない)という理由もあるのかも知れませんが、沖縄に行くといつも思うのは、外を歩いている人が少ないなぁということ。移動手段=電車中心である東京の場合、駅間を移動したり乗り継ぎをしたりするのに、どうしてもある程度は歩く必要があります(“ある程度”ですから、十分かどうかとは別問題ですが)。

ところが、移動手段は自動車がメイン、徒歩数分のコンビニに行くにも車を使うとなると、歩くこと自体が少なくなりますよね…というのは、ほんの一例ですが、動く生き物である“ヒト”から動く機会が失われれば、単なる運動不足だけでなく、そこから派生する問題も色々と増えて来そうな気がします。

ヒトの成長には、大まかに、遺伝50%、経験50%が関与するとも言われていて、後者の「経験」は「環境」と言い換えることも出来ますが、その「環境」には、いわゆる自然環境だけでなく、生育環境や家庭環境のようなものも含まれます。

動物としてのヒトの発育・成長には、動きによる学び≒体験が不可欠で、これから社会が、どのように変化して行くのか分かりませんが、たとえ大きな変化が起こるとしても、ヒトというシステムに必須な体験まで、大きく変わることは考えにくいでしょう。

「環境」が変わり、「動き」の機会が失われたなら、そこに対して「遊び」からのアプローチを試みる。これが、MWT協会が提供するビジョントレーニングでもあります。

2019年12月

師走に入り、忙しくされている方も多いと思いますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、今回は「ビジョントレーニング」をテーマに話をしようと思います。

というわけで早速ですが、突然の暗闇が訪れた時、皆様は、どのような行動を取るでしょうか。そこが慣れた場所であれば、得られる触覚情報から早い段階で空間イメージを構築できると思いますが、慣れない場所であれば、ある程度の時間をかけて周囲の物に触れても、なかなか明確な空間イメージを構築できないと思います。

もちろん、触覚情報の解像度という個人差も影響するとは思いますが、いずれにしても、探索行動をもとに空間イメージを構築しながら、空間における自分の位置を把握しようとするはずです。

一方、明るい光の下、目を開けてモノを見ている時は、視覚情報を中心に、空間イメージ及びそれとの関係を理解していますが、当たり前に思っている、その「見え方」にも、実は一人ひとり小さな、場合によっては大きな違いがあります。

他人の視覚体験を共有することが出来ないため、どうしても見落としてしまいがちですが、自分以外の他人が、どういう視覚認識に基づいて世界を把握しているのか、少なくとも今は、それを完全版として知り得る手段がありません。

人間の感覚機能は、身体の経験=体験を通じて、学び、身に付け、向上させるものです。したがって、体験が豊富な人ほど、自分自身とも、自分を取り巻く世界とも、上手に折り合いを付けやすい一方、体験が乏しい人ほど、自分とも世界とも、うまく折り合いを付けられず、かといって、それを明確な言葉にすることも難しく、漠とした不全感を抱えながら日々を過ごす可能性が高くなります。

人間の基盤は身体であり、その先に脳があります。したがって、豊富な身体経験こそ、最大限に脳力を発揮するための不可欠な要素であり、それをサポートする実践的な方法がビジョントレーニングというわけです。 来る2020年、オリパライヤーでもある節目の年に、さらに多くの皆様に満足して頂けるコンテンツを提供できるよう精進して参ります。来年もよろしくお願い致します。

2019年3月

MWT協会が提供する脳力トレーニングでは、脳力(能力)を高めることと併せて、本来の脳力(能力)をきちんと発揮できるようにすることも重視しています。

ここでの脳力とは、脳の働きのこと。そして、トレーニングとしては、メンタルトレーニング(メンタルウェルネストレーニング)とビジョントレーニングを中心にお伝えしていますが、メンタルにしてもビジョンにしても、煎じ詰めれば脳の働きのことで、当然、お互いに関連し合っています。そのため、メンタルに課題があればビジョンにも影響が出やすく、ビジョンに課題があればメンタルにも影響が出やすくなるというわけです。

もちろん、自分をモニタリングするという意味では、脳波(ニューロフィードバック)も重要でしょう。セルフコントロールの基本はセルフモニタリングにありますし、メンタルウェルネストレーニング自体、元々は脳波の研究から生まれたトレーニングですので。

「身心両面からのアプローチで本来の脳力に磨きをかける」。強い忍耐力を要するようなトレーニングでは、長続きしにくいと感じる方も多いでしょうから、どのトレーニングも楽しみながら取り組めるように工夫しています。興味がある方は、ぜひご参加ください。